吉田くんのことが好きすぎる

11月2日、トリプルファイヤーの通算4枚目となるアルバム『FIRE』がリリースされた。

発売前からインタビューなどで期待は高まっていたけれど、いざ聴いてみたらとんでもないアルバムだった。発売日から今現在に至るまで、スカート澤部さんの言葉で言うところの"穴が開くほど"聴いている。

 

前作『エピタフ』に出会った時、自分の中に沸き起こった"かっこいい"という感想に困惑しながら、それを確かめるように何度も聴いた。これはかっこいい……かっこいい……かっこいい、でいいんだよね…?か…かっこいい!!ちょうかっこいい!!トラックに轢かれた!!SEXはダサい!!!

 

それから某動画共有サイトにアップされているMVやライブ、ボーカル吉田くん(あえて「くん」付けで呼ばせてください)の大喜利番組出演時の動画をチェックしたりした。気づいたころにはもう完全に心を奪われていた。

 

そんな最中での『タモリ倶楽部』出演、しかも30分丸々吉田くんの適性バイト探し特集である。この時、同番組への出演自体は3回目。なんとなく、『いいとも!』にゲスト出演していたピース又吉さんの、大喜利コーナーでの大活躍とその後のブレイクを思い出す。タモリさんもわたしも、少し影のあるユーモアが好物なのかもしれない。

 

 そして11月2日の『FIRE』発売日。1曲目「中1からやり直したい」のイントロでしびれ、それから今に至るまでずっとビリビリしっぱなしである。今回、スカートつながりで知ったパーカッショニストシマダボーイさんも入り、ますます好みのサウンドになっていた。個人的には、ジャーマンロックバンドCANの雰囲気を感じ取る。吉田くんとダモ鈴木さんの間にも、どことなく共通するものがあるような気がしない……?

吉田くんの歌詞も、少し洗練されてきたようにも感じる。これまでももちろん1曲ごとに少し特異な形でメッセージを爆発させてきた吉田くんだけれど、『FIRE』ではそれがより哲学的なアプローチで発せられている。「銀行に行った日」の"今日という一日の意味 もう担保されてる"というフレーズは、アメリカ留学時代、いろいろな意味でギリギリすぎてゴミみたいな生活を送った経験のあるわたしに大いに響いた。

 

 

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↑ 野球選手になるために、体づくりをするために、質の良い食事を維持するために、食費のために、バイトを増やすために……と前提を遡って、遡って、本来の目標から大きく外れてしまうダメな人の歌。

 

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↑ この写真にあるのはトリプルファイヤー2枚目のアルバム『スキルアップ』と、タワレコ購入特典のポチ袋、そしてその中から出てきた恐らく酔いつぶれてベンチで寝ている吉田くんのステッカー。企画も何もかもが最高かよ……。

 

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↑ 吉田くんについて検索していた時に出会った動画コンテンツ。50本ほどあるが、1本が2〜4分なので一気に見てしまった。一緒に友達探しに出かける"左右"というバンドで活動している花池くんが、無表情かつロジカルにクレイジーな提案をしてくるところがたまらない。花池くんに何かをやらせるときの吉田くんがたまに悪そうな顔をする。この動画のおかげで左右も聴くようになった。左右、カッコイイよ!また別の機会に彼らについても書きたい。

 

 

トリプルファイヤーのバンドとしての魅力は、ギター鳥居さんの音楽理論に則った完璧主義的な作曲、そのトリッキーなリズムをビシッと再現して音を引き締めるドラム大垣さんとベース山本さん、そこに突然Tシャツとビーサン、ボサボサ頭でぬっと現れて異空間を生み出す吉田くんの歌詞とボーカルが、絶妙なバランスを保ちながら共存しているところにあるんだと思う。スゴイなあ。

 

わたしはあまり情報を発信しようというタイプではないし、できることなら人に影響を極力与えないように生きていたいと思う方だけど、スカートとともにトリプルファイヤーと吉田くんのことは友達、整体の先生、美容師さんなどなど、会う人みんなにプロモーションしているところ。

 

吉田くんかわいいかわいいかわいいかわいい……と言い続けるエントリーを書くつもりが、割と普通めにトリプルファイヤーを紹介して終わった。

トリプルファイヤーはこれからもずっと応援していきたい。が、あまり気持ち悪いファンにならないよう慎重にいきたい。吉田くんかわいい。

 

 

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